2026年9月8日名古屋豪雨における名古屋駅周辺の人流変動変化
分析事例
2026年09月09日
【分析サマリー】
2026年9月8日に発生した名古屋豪雨について、モバイル空間統計(リアルタイム版)を用いて名古屋駅周辺の人流変化を分析しました。最大約24,000人の滞留が確認され、交通機関の運休により22時台まで高い滞留状態が継続しました。
【分析結果】
2026年9月8日夕方、愛知県名古屋市周辺を襲った激しい豪雨により、主要交通機関の運休や帰宅困難者が発生しました。
そこで今回はモバイル空間統計(リアルタイム版)を活用し、豪雨発生時の名古屋駅周辺(250mメッシュ)における人流変化や滞留者の属性についてまとめています。
豪雨当日の17時〜18時台には、滞在人口が1日最大となる約24,000人のピークを記録し、前年同時間帯と比較して約1.3〜1.4倍の滞留が発生していたことがわかります。
また19時以降も減少ペースは緩やかで、交通網が遮断されたことで22時台(約8,800人)に至るまで高い滞留状態が継続していたことが窺えます。
ピーク時(17時〜18時)の訪問者を性年代別・居住地別で比較すると、性年代別では20代の男女を中心に若年層から働く世代の滞留が顕著に見られました。
居住地別では、滞留者の約3割弱が「愛知県外」からの訪問者であることが判明しました。
新幹線やJRなどの広域交通網のストップにより、商業施設利用者やオフィスワーカーだけでなく、出張者・観光客などの広域移動者が駅周辺に足止めされていた実態が窺えます。

公的警報や交通機関の動きと照合すると、16時30分の記録的短時間大雨情報や17時55分のレベル5「緊急安全確保」発令、各線の運休タイミングに連動して人流ピーク(約24,000人)が形成されていることがわかります。
一方で21時30分以降に名鉄や地下鉄などが順次運転を再開すると、滞留人口は3,800人へと急激に減少しており、復旧に伴い一斉に帰宅行動へ移行したプロセスが如実に表れています。


