インバウンドが急増!瀬戸内国際芸術祭2025が開催された、直島町・土庄町エリアの分析結果を公開
2025年12月18日
3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」ですが、2025年の会期が閉幕しました。そこで今回は開催エリアの一つである直島町・土庄町エリアに着目し、春会期・夏会期についてまとめています。
瀬戸内国際芸術祭がなかった昨年の2024年と、開催年である2025年を比較すると、春会期(4月+5月)夏会期(8月)通算で、インバウンドの来訪に約82%の持上げ効果があった事がわかります。
春会期では約83%、夏会期では約70%の増加が見られ、春会期が若干効果が高かったことが窺えます。

各会期の訪問者を国別に比較すると、1位2位の台湾・中国は変わらずですが、3位に夏会期は香港がランクイン。また春会期で4位にランクインしていたオーストラリアが、夏会期ではランクを落としています。
2024年と比較した実数の伸びでは、春夏ともに台湾・中国の来訪増加が顕著です。
また春会期はいずれの国も訪問者数が増加しているのに対し、夏会期では韓国・アメリカなど昨年比で減少した国もみられました。

各会期の訪問者がどの空港から入国しているかで見ると、春夏ともに2024年に比較して2025年は、高松空港・関西空港・岡山空港など近隣空港からの入国者数が多くなっていることが窺えます。
実際昨年比で訪問者が急増している台湾・中国人の入国空港は、同空港からの入国が春会期増加しており、チャーター便や増便の影響が垣間見えます。



