各地の訪日外国人客の伸び率を分析しました!

  

2024年11月21日

コロナ前後(※1)で、市区町村別の訪日外国人日帰り客伸び率を分析しました。 特に、東京都練馬区・愛知県長久手市・北海道白老町が特徴的な伸び方をしていたのでご紹介します。

※1:2019年3月~2020年2月と2023年3月~2024年2月を比較 カウント方法:調査対象期間に滞在した、ユニークの延べ人数を算出。同一の人が複数日にまたがって滞在しても1カウント。



【東京都練馬区】

2023年6月に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が練馬区に開業しました。この施設の開業前後で、訪日外国人の国籍比率に大きな変化が見られました。特に、台湾、韓国、香港からの訪日客が顕著に増加しています。 アジア初の「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」関連施設であることから、アジア圏からの関心が非常に高いのではないでしょうか。



【愛知県長久手市】

2022年11月に愛知県長久手市に「ジブリパーク」が開業しました。開業前後で長久手市の訪日外国人日帰り客数は約6倍に増加し、特に韓国や台湾からの観光客の伸び率が顕著です。しかし、中国人観光客については他主要アジア諸国に比べ、伸び率が低く、取り込みの伸びしろがあることがうかがえます。



【北海道白老町】

訪日外国人日帰り客数がコロナ前に比べ約4倍に増加しています。 特に台湾人観光客は約15倍に。 2020年7月に「国立アイヌ民族博物館」と「国立民族共生公園」などで構成される「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が開業したことが一つの要因であると考えられます。



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