モバイル空間統計

日本最大級の二大都市!銀座・新宿の特徴をデータから解説

分析事例   

2019年10月24日

日本の首都である、東京。ショッピングやエンターテイメントに、特徴的で人気のある街がたくさんあります。

これらの街の中から、今回、新宿と銀座に注目し、モバイル空間統計という人口データをもとにそれぞれの街の特徴について分析しました。その結果、銀座を訪れる人には年齢層・年収が高めで、生活に余裕がある人が多いこと、新宿は逆に若者中心の街となっており、特に休日に賑わっていることがわかりました。

それぞれの街の特徴や人口データについて、詳しく紹介します。

新宿銀座.jpg







銀座は平日人口が多く、新宿は休日人口が多い。

まずは、こちらのグラフ①をご覧ください。

1_各都市における休日・平日それぞれの人口.png

銀座・新宿を訪れる人の数を休日と平日に分けて分析したところ、銀座の休日は131,400人、平日は100,600人、新宿の休日は218,300人、休日は226,200人という結果になりました。

新宿では平日の人口は休日に比べて7,900人減(全体の約3%減)と、曜日による傾向はほぼ見られないのに対し、銀座では30,800人増(約31%増)と、平日の方が大きく人口が増えていることがわかりました。






銀座は大人の街、新宿は若者の街

訪れている人の年齢別の割合にも、街の特徴が強くみられました。

グラフ②・グラフ③は、それぞれの街における人口の年齢層別の比率をグラフにしたものです。

2_新宿における年齢層別人口割合.png3_銀座における年齢層別人口割合.png

新宿では、30歳代までの若者が54.4%と半数以上を占めているのに対し、銀座では40歳代以上が55.3%と半数以上となりました。

特に、20歳代の占める割合に着目してみると、銀座に比べ新宿では7.5ポイントも高く、新宿へは若者が多く訪れていることがわかります。



銀座・新宿ともに生活に余裕のある層が中心

また、モバイル空間統計は、対象エリアの人々の世帯年収や趣味などといった様々な属性についても分析可能です。

今回は新宿と銀座それぞれの世帯年収についてを比較し、それを表したものがグラフ④になります。

4_世帯年収の比較.png

全国平均と新宿での結果では、200万〜400万円未満の割合が最も多く、全国平均で29%、新宿で26%でした。対して銀座では400万〜600万円未満の人が全体の24%で最も多い割合を占めています。

また、銀座では200万円未満の割合は全国平均の12%を大きく下回る6%、逆に600万円以上と答えた人の割合では、どの金額帯においても銀座が最も高く、全国平均に比べ13%高くなっています。

また、「国内旅行」「海外旅行」を趣味に持つ人の割合も、新宿・銀座どちらも全国平均より優位に高く、特に休日の銀座を訪れている層において顕著でした。

5_国内旅行が趣味の人の割合.png6_海外旅行が趣味の人の割合.png

これらの結果からも、銀座を訪れる人の中には、生活に比較的余裕のある層が多いことがわかります。




新宿は都内在住者が多い

新宿・銀座を訪れている層の在住地についてまとめたグラフがこちらです。

7_新宿を訪れた人の在住地域.png8_銀座を訪れた人の在住地域.png

新宿・銀座共に最も都内在住者が6割以上で最も高い割合となりました。特に、新宿は都内在住者の割合が66%と、銀座に比べて6ポイントも高いことがわかります。

また、どちらの街も都内や首都圏からの来訪が最も多いですが、関東以外の遠方からの来訪も4%前後あります。こちらは銀座で4.4%と、新宿と比べて多くなっています。






まとめ

今回、モバイル空間統計を用いて新宿と銀座の来訪者について比較した結果、次の特徴があることがわかりました。

・ 新宿は若年層が中心の街で、世帯年収はやや低めの人口が多い

・ 対して銀座は新宿に比べ平均年齢は高めで、経済的に余裕のある世帯が多い

・ 両地域共に都内からの来訪が最も多いが、遠方からの来訪者も多く、観光地としても人気を見せている

このように、同じ都内の有名都市といっても、それぞれに特徴があり、その特徴に合った層が来訪していることがわかりました。

街を訪れる人口の傾向は、その街の特徴を如実に表します。

このように、モバイル空間統計を用い分析を行うことで、その街の特徴や、街を訪れる人々の特徴、求められている傾向を知ることができます。

今回は例として新宿と銀座を取り上げましたが、その他の街についても、分析を行うことでその特徴や傾向を知り、その街らしい魅力作りに役立てることも可能となるのです。